PSVR2が欲しすぎる件

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PSVR2が欲しすぎる、あまりにも欲しすぎる。だけど高い。74,800円は高い、ゲーム機の一周辺機器としてはほとんど前例がない。会社の業績が若干厳しくボーナスが減りそうな今散財はしたくない。ということで自分の物欲を抑えるべく、PSVR2についての記事を書くことで冷静になっていくいつものヤツをやる。

PlayStation VR2 | PS5で実現する次世代のVRゲームがここに | PlayStation
PlayStation VR2およびPlayStation VR2 Senseコントローラー。PS5で実現する次世代のVRゲームがここに。PS VR2専用タイトル『Horizon Call of the Mountain』もご紹介します。

PSVR2とは

PSVR2はPS5専用のVR用ヘッドセット。先月に発売されたばかりで、初代PSVRの後継モデルになる。初代モデルの経験をもとに、PS5のパワーを活かしてより高度な映像体験ができるし、コントローラーや細かな使い勝手など多くの改良も施されている。

実は僕は初代のPSVRも発売から少し経った後に購入して遊んでいる。初代PSVRは確かにすごい体験ができたし、これをPS4世代で実現させたことは素晴らしいことなんだけど、接続やセットアップが面倒くさい上に対応ソフトも多くなく、しかも僕自身VR酔いしやすい体質だった事もあって使わなくなってしまった。それでもPSVR2には引き寄せられてしまう。

初代VRではグランツーリスモや最初から入っていたデモンストレーション用のゲーム。それからYouTubeをVRモードで楽しんだりしていた。

PSVR2の魅力的なところ

そんなPSVR2の魅力的に感じたところがこれ。

新世代機のパワーを活かした高画質化

まずは新世代機のパワーを活用して、初代と比べて圧倒的にグラフィック面が強化されていること。例えば解像度は、

  • 初代PSVR:片目当たり960×1080
  • PSVR2:片目当たり2000×2040

と縦横大体2倍ずつ、画素数でおよそ3.93倍つまりほぼ4倍の高解像度化を果たしている。VRはテレビや携帯ゲーム機と比べると目に近い場所にコンテンツが表示されるから高解像度化の恩恵がより大きい。リフレッシュレートも初代の最大90Hzから最大120Hzまで向上していて、∞Hzの現実世界のリフレッシュレートにより一層近づいている。

進化した触覚表現

PS5ではそれまでより高精細でリアルな振動であるハプティックフィードバックや、ゲームに応じてトリガーボタンの重さが変わるアダプティブトリガーなど新世代の触覚表現が多数導入されたけど、それはもちろんPSVR2でも導入されている。

新しくなったコントローラーにはもちろん、ヘッドセット自体もハプティックフィードバックが搭載され、頭部に対し振動で触覚表現を返してくれる。前世代より進化したグラフィックにこの触覚表現が加わればVRへの没入感は大幅に強化されるはず。

接続方法が大幅に改良された

PSVR2は、初代と比べて接続方法が大幅に進化している。PS5本体との接続はUSB-Cケーブル一本で終わる。これだけ。初代を知る人間として衝撃的なレベルのシンプルさ。初代は本体と別にプロセッサーユニットと呼ばれる変換器のようなユニットに、PS4本体とテレビからのHDMIケーブルを接続、そこからPSVR本体に繋ぐとかいうとても煩雑な接続方法になっていた。

これはPS4の時点ではUSB-Cのように電源供給と映像出力を同時にできる端子がなく、映像出力にはHDMIを使うしかなかったことがある。PSVRではヘッドセットに表示する映像と異なる映像をテレビにも出力するんだけど、PS4がHDMIを一個しか搭載していないためこのプロセッサーユニットにPS4のゲーム映像を送り、内部でテレビ用とVR用の映像をデコードしてからテレビとPSVRに出力という煩雑かつ遅延の多すぎる仕組みになっていた。

参考→https://www.4gamer.net/games/459/G045906/20190428001/

まあとにかく初代のように面倒な配線がなくなり、一本のケーブルだけで繋げられることで単に見た目がスッキリするのはもちろん、コードが引っかかったり絡まったりして思わぬ事故が起きるリスクが大幅に軽減されるはず。特にVRのように動きが激しく、しかもヘッドセットのせいで周囲の状況を確認しにくいコンテンツではその恩恵は大きい。

シネマティックモードが凄そう

VRに対応していない普通のソフトも、シネマティックモードというモードでPSVR2の中で遊ぶことができる。このモード、周囲が真っ暗の中で巨大なゲーム画面が映し出され、その名の通りまるで映画館の中でゲームを遊べるような気分になれるんだとか。

このモード自体は初代PSVRからあったけど、あの時より画質が大幅強化されているからこのモードの存在意義が圧倒的に大きい。4Kに迫る解像度で120Hzのディスプレイがある家庭なんてそう多くはないと思うし、下手したらテレビで遊ぶよりもPSVR2のシアターモードで遊ぶほうが綺麗な画質でゲームを楽しめる…のかもしれない。

PSVR2の不満なところ

逆に思いとどまって冷静になるべく、不満なところも列挙する。

初代PSVRとの互換性はない

実は互換性はない。初代PSVRのソフトをPSVR2で遊ぶことはできない。新型の性能を活かしてより快適になるどころか、遊ぶことすらできない。コントローラーが刷新されている上に、トラッキングの方法も先代のPSカメラを用いた方式からヘッドセット本体のカメラに変更されているから、ハード的の互換性を持たせるのが難しいのかもしれないけど、それにしたって残念。

いくらなんでも高すぎ

高い、高すぎる。74800円はPS5本体よりも高い。周辺機器のレベルじゃない。しかも初代→PSVR2で互換性がなかったことを考えると、このPSVR2も次世代期では使えなくなってしまう可能性が高いのではないか?…と不安になってしまう。

今は待つ

ということで興味はあるけど、今はまだ待ちたい。結局ゲーム機はソフトがなければただの置物だから、PSVR2の新機能や性能を活かした面白そうなゲームが出てきたら購入したいと思う。でもシアターモードは試してみたい。

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