ロボット掃除機Eufy Robovac 11Sを1ヶ月使ってみた【便利だけどハードルが高い】

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寮を出て初めての大きな買い物としてロボット掃除機を購入してみた。

すごく便利だし素晴らしい家電ではあるけど、致命的な問題点もあってあまり普及しないのもわかる家電だった。今回はロボット掃除機を1ヶ月使った感想を書いていきたい。

家事を極力自動化したい

 僕は家事が嫌いじゃない。洗濯物を干す・畳む、風呂場を、リビングを掃除する。家事を無心でやっていると何となく気分がいい…気がする。

 けれど一人暮らしを始めてそんな悠長なことは言っていられなくなってきた。独身男性の1日は短い。1日24時間のうち、7時間寝て、8時間働いて、もうこの時点で残り時間はたったの9時間しかない。しかもこの9時間だって食事や家事、職場までの通勤時間その他で使う必要が出てくるから、独身男性の平日はかなり短いのだ。

つまり平日残りの9時間を最大限自由に使うためにも、家事労働は可能な限り自動化したいと言うことでまず購入すれば即使用可能なロボット掃除機を導入したと言うわけ。

購入したのはEufy Robovac 11S

 購入を決めたは良いもののどんなモデルが良いのかわからず困っていた時、PC・スマホの周辺機器メーカーとして有名なAnkerのロボット掃除機を発見。

ロボット掃除機 | Eufy (ユーフィ) - Anker Japan 公式オンラインストア
Anker / Eufyの掃除機・ロボット掃除機ならAnker(アンカー) Japan公式サイト。コンパクトで使いやすい、自動で部屋を掃除するロボット掃除機です。

いくつかのモデルがあったけど、とりあえず一番安価な Robovac11Sを購入することにした。 Robovac11Sなら15000円で、このぐらいの値段ならとりあえず試してみるのもありだと思った。それにしても1万円の価値ってこんなに軽かったっけ…少なくとも小学生の時はお年玉で貰える1万円にはもっと目を輝かせていた筈なんだけど…

Eufy Robovac11Sの外観はこんな感じ。

電源ボタンは後述するリモコンを無くした時の緊急用といったところ。スタート・ストップのみこのボタンで制御できる。

正面には赤外線と感圧センサーがある。これで障害物を検知することができる。

背面にはブラシとタイヤ、吸気口、

後ろにはゴミをためるボックスがある。ゴミが溜まってきたら手動で捨てていく。

操作用のリモコン。これで細かい運転モードや予約運転、スタート・ストップなどを制御できる。

毎日の掃除で常に清潔な部屋を維持

Eufy Robovac 11Sは指定した時間に毎日掃除することができる予約運転モードがあるんだけど、これを使えば自分で電源を押す必要すらなく掃除を毎日決まった時間に始めてくれる。

 毎日掃除しても15分ぐらいの運転でこれぐらいのゴミが取れる。自分では絶対に毎日掃除なんて無理だから、ロボット掃除機を導入してなかったらこのホコリと数日間は同じ部屋で過ごす羽目になっていた。

掃除の時間を自由にできる

 とにかく本当に素晴らしい。毎日夜の7時に掃除を始めてくれるんだけど、もちろんその間は自由にできる。自分はお風呂に入ったり料理を作ったりするんだけど、しばらく部屋の配置を弄っていればEufyが勝手に障害物に巻き込まれて止まるようなことも無くなった。

 残業で帰りが遅くなったとしても夜7時になれば掃除を始めてくれるから、残業してから帰った時にEufyが部屋を掃除してくれている光景を見ると何だか癒される。一人暮らしの人がやたらとペットを飼いたがる理由が少しわかった気がする。

意外に細かく掃除してくれる

 ロボット掃除機を買ったと周囲に話題を振ると一番心配されたのが、手動の掃除機がけよりも掃除が荒くなることなんだけどこれは全くの杞憂だった。

 むしろロボット掃除機なら、

  • 人力だと面倒で避けてしまう場所も掃除してくれる
  • 予約しておけば毎日決まった時間に掃除を始めてくれる

この二つの効果で寮に暮らしていた時よりも明らかに清潔な住環境が手に入った。

 自分のように細かいところまで掃除することが面倒な性分のある人は、ロボット掃除機に任せた方が普通に部屋は綺麗になるはず。

ケーブルの処理が面倒

ここからは使ってわかったロボット掃除機の問題点。まずはケーブルの巻き込み防止が面倒なこと。

 ケーブルが床に剥き出しだとロボット掃除機がケーブルを巻き込んで動かなくなってしまう。それだけならマシな方で、最悪の場合ケーブルを引っ掛けながらロボット掃除機が動き回ることで、物が落下したり電気用品のコンセントが引っこ抜けてしまう。

我が家ではそこまでの大惨事にはまだ至っていないけど、とりあえず危ないケーブルはテープで宙に浮かせて応急処置。でもこれだと見た目が悪すぎるから抜本的な対策を検討中。

床に物が置けなくなる

 実は日本でロボット掃除機がイマイチ普及しない最大の理由がこれだと言われている。日本の住環境は畳の文化であり、食事は畳の上に置いたちゃぶ台と座布団、睡眠は畳に敷いた布団でする文化が昔から根付いている。

 その伝統故に多くの日本人には無意識にモノは床に置いておくモノであるという価値観が根付いているんだけど、物が床に置かれてしまっているとロボット掃除機の行動は大幅な制約がかかってしまう。つまりロボット掃除機は根本的に日本人の習慣、文化とは相性の悪い家電になってしまうために、その便利さにも関わらず普及率が良くないんだ。

 僕もロボット掃除機を導入してから床に物を置くことが少なくなったけど、それは進んで置かなくなったと言うよりは本当は置きたいんだけどロボット掃除機のために置けなくなってしまっていると言うのが正直なところ。

導入してよかった

 毎日必ず決まった時間に掃除を始めてくれるから、生活から掃除機がけが消えたのは有難い。何よりも夜帰りが遅くなった時にロボット掃除機が掃除してくれていると心が温まるのがいい。家族の大切さを心を持たないはずのロボットに教えてもらえるとは思わなかった。

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