折りたたみスマホが欲しい【Xiaomi MIX Fold 2とGalaxy Z Fold 4】

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次のスマホは折りたたみスマホが欲しい。真剣に。正直今のハイエンドスマホはどれもこれも完成されきっていて、良くできているのは間違い無いんだけど面白みが足りない。せっかく安くない金を出して買うんだから、毎日使っていてワクワクするような面白み・ロマンのあるスマホが欲しい。

だからこそ折りたたみスマホが気になっている。今回はGalaxyとXiaomiの2つの折り畳みスマホを紹介したい。

両機種のスペック・特徴

まずは両機種のスペックから。

Galaxy Z Fold 4Xiaomi MIX Fold 2
画面サイズ7.6インチ(メイン)
6.2インチ(サブ)
8.02インチ(メイン)
6.56インチ(サブ)
画面解像度2176×1812(メイン)
2316×904(サブ)
2160×1914(メイン)
2520×1080(サブ)
CPUSnapdragon 8+ Gen 1Snapdragon 8+ Gen 1
メモリ12GB12GB
ストレージ256GB〜1TB256GB〜1TB
バッテリー4400mAh4500mAh
カメラ5000万画素メイン
1200万画素広角
1000万画素望遠
5000万画素メイン
1300万画素広角
800万画素望遠
防水IPX8不明
生体認証指紋認証不明
重量263グラム262グラム
サイズ155.1×130.1×6.3mm161.6×144.7×5.4mm

Snapdragon 8+ Gen 1搭載

両機種とも現在のAndroidでは最高峰のチップを搭載している。ディスプレイのリフレッシュレートも両方120Hzあるし、(MIX Foldの先代はメインディスプレイが60Hz止まりだった)、動作に不満を感じるようなことは当分ないはず。

ストレージは256GBから

ストレージは両方とも256GBから始まって最大で1TB。正直256GBあれば十分な気がするけど。

カメラは3つ搭載

カメラも両方とも構成が似ていて、5000万画素のメインカメラに広角・望遠の3つを搭載。今のハイエンドスマホとしては標準的な構成。個人的にはMIX Foldの先代モデルに搭載されていた液体レンズがどの媒体でも触れられてない(廃止された?)のが悲しい。液体を封入した袋の形状を変化させて、一つのレンズで多彩な機能を提供するなんていう未来溢れる機能なのに。

Galaxyは防水性もあり

Galaxy Z Fold 4はIPX8相当の防水性もある。防水等級としては最高クラスで、水中でも使用が可能なレベルだそう。

防水・防塵の等級『IPX』とは? スマホを例に注意事項や保護基準を紹介
スマホの防水性能は「IPX」という規格で等級分けがされている。いったい、この「IPX」の等級とはどういうものなのか。さらに、お風呂やプール、シャワーなど、日常のシチュエーションにおける、スマホの正しい防水の知識についても紹介する。

でも20万円以上の精密機器を水の中で使うのはやっぱり怖い。MIX Fold 2の防水性は不明。

防塵性は特に触れられてないけど、海外のYoutube動画での検証だとある程度の防塵性は持っている模様。まあでも水場、砂浜、アウトドアでの持ち込みは遠慮したい。

折りたたみスマホの特徴

そもそも僕がなぜ折り畳みスマホを欲しがっているのか、ロマンがほとんどではあるんだけど、それ以外にも一応あるにはある。

大画面と持ち運びやすさを両立できる

何と言っても通常のスマホのようにポケットに入れて持ち運べるのに、展開すればタブレットのような大画面を生かした使い方ができること。

ポジションとしてはiPad miniのような8インチクラスのタブレットに近い存在になる。個人的に8インチタブレットはそれほど魅力を感じなくて、できることがスマホと変わらない端末をもう一台持ち運ぶ必要ある?どうせ買うなら明確にスマホと差別化可能な10インチ以上にした方が良くない?と思うんだけど、それはあくまでスマホとは別の製品である場合の話。

メインのスマホ自体が8インチタブレット級の画面を手に入れたのであれば、スマホと差別化云々って話はそもそも必要ない。だってそれ自体がスマホなんだから。

折りたたみ構造と大画面を活用したいろいろな使い方ができる

そして8インチ級の画面を活用して、通常のスマホには難しかった使い方がたくさん期待できる。

例えば大画面を生かしてのマルチタスクや迫力のあるゲームや動画鑑賞。

ヒンジを途中でキープすることでUMPCのように使ったり、スタンドの代わりのような使い方も期待できる。

スタイラスペン対応(Galaxyのみ)

これはGalaxyだけなんだけど、メイン画面のみSペンを使うことができる。7.8インチというちょっとしたタブレット並みの大画面でスタイラスペンが使えるのは間違いなく便利。しかもタブレットとは違って、普段はポケットに入れられるサイズに畳んで置けるのも良い。サイズ的にさすがに絵を描いたり写真のレタッチとかは厳しいと思うけど、メモ帳の代わりとしては間違いなくタブレット以上に優秀。

ただしSペンは本体に収納したり、iPadみたいに磁力で吸着させることはできなくて、別で持ち歩くか専用のケースを買う必要がある。この辺は更なるモデルチェンジで改良を期待。

折りたたみスマホの弱点

そんな魅力あふれる折りたたみスマホだけど、もちろん弱点もたくさんある。そもそも20万以上になる値段が既に弱点なんだけど、それ以外にも以下の3つが弱点になる。

分厚くて重い

まず本体を折りたたむ性質上、一般的なスマホと比べて分厚く、そして重くなる。GalaxyもXiaomiも厚みは折り畳んだ状態で1センチ越え、重さは250グラム以上ある。

ハイエンドのスマホでも200グラムを超えるとだいぶ重い部類になるから、250グラムは片手で長時間保持するのが少し厳しいサイズになる気がする。一応展開した状態であれば厚みは単純に半分になるし、両手で持った状態で使うことが多くなるからだいぶマシになると思うけど、閉じた状態で片手で使うと重さと厚みを感じる可能性が高い。

バッテリー持ちが良くない?

後は画面を2つ搭載していること、折り畳みのためのヒンジにスマホ内部の容積が圧迫されてしまう関係で、一般的なスマホと比べて電池持ちは良くないことが多い。Fold4の先代モデルのFold3も電池持ちは良くないというレビュー記事が多かった。

個人的には1日しっかり持ってくれれば十分ではあるんだけど、性能的にもコンセプト的にもメインのスマホとして使い倒したい人が多いと思うからその辺りはもっと頑張ってほしい。

耐久性にはまだまだ不安あり

後はなんだかんだ言って耐久性は不安がある。Fold3で防水にまで対応したりと着実に前進はしているけれど、それでもケータイショップで実機を触るとディスプレイの折り目の部分は触るとかなり柔らかいし、ヒンジ部分にゴミが入り込んでしまう可能性を完全には排除できない。

それにかなり高い製品だから、万が一にも壊れたら経済的・精神的にかなり辛い。

次は折り畳みスマホが欲しい

高いし弱点もたくさんあるんだけど、それでも次のスマホは折り畳みスマホにしたいと思っている。だって普通のスマホよりもずっと使ってて楽しそうだから。最近のスマホは5万円ぐらいのミドル級のスマホでも、生活必需品としての役目は十分に果たすどころかそれ以上の実力がある。

どうせ10万以上払って買うなら、普通のスマホと本質的には変わらない普通のハイエンドよりも、何らかの変化を期待できる折り畳みスマホの方が欲しい。スマホに限らず高級機・フラッグシップモデルは、その製品の未来を体感できるような代物であって欲しいというのが僕の考え。

おまけ

先代モデルにあたるZ Fold 3は実機をケータイショップで触ったことがあるので、その時の印象を雑にまとめます。

閉じた状態はこれ。一般的なスマホよりも細長くて、結構ホールドはしやすいと思う。縦方向の情報量を増やせるからSNSやブラウジングは画面サイズ以上に快適なはず。その分動画や電子書籍なんかはこの画面だと迫力に欠ける。

展開時のメイン画面はこれ。タブレットに近いサイズ感で、ゲーム・動画・電子書籍なんかは一般的スマホと比較にならない迫力。中央には折りたたむ時の折り目が見える。

普通のスマホを2台横に並べたような広さの画面だからマルチタスクも十分実用的。

Sペンも使える。軽いメモぐらいなら十分。本格的なイラスト作成とかに使えるかは未知数。

Galaxy Zシリーズ(折りたたみスマホ) | Samsung Japan 公式
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