6月に購入してから毎日使用しているiPad Pro。
すでに何回か記事にしているけど、半年間(ほぼ)毎日使い続けた上での長期レビューをこの機会に書いてみたいと思う。
iPad Pro2021は現時点でも最強のタブレット
iPad Proを買ったのは今年の6月で半年前なんだけど、半年経った今の時点でもiPad Pro2021年モデルは処理能力においては依然として最強のタブレット。もちろん処理能力だけじゃなくてボディの質感やデザイン。カメラやディスプレイのようなハード的な完成度も最強。
これがスマホやパソコンならiPhoneかAndroidか、WindowsかMacかで議論が発生する物だけど、タブレットに限っては全部使った上でiPad一択だと確信している。今市場に出回っているAndroidタブレットの99.9%は劣化iPadでしかないから安い以外に買う理由は無い。
iPad Pro2021を超える事ができるのは、来年以降に出てくるであろう次の世代のiPad Proだけだろうね。
購入したのは12.9インチの256GBモデル
今回購入したのは12.9インチの256GBモデル。
iPad Pro2021 | |
画面サイズ | 12.9インチ |
画面解像度 | 2732×2048 |
CPU | Apple M1 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
生体認証 | 顔認証 |
重量 | 682グラム |
サイズ | 280.6×214.9×6.4mm |
値段 | 141800円 |
Cellerモデルもあったけど、外出先ではテザリングで対応すればいいと考えたからWiFiモデルにした。ストレージは購入時点では128GBで十分だったけど、将来的な余裕も考えて自分が十分と考えている一つ上の256GBに決定した。
iPad Pro2021の完成された外観
そんなiPad Proの完成され切った外観を紹介したい。と言いたいけど正直iPad Proの外観デザインは2018年モデルの時点で完成しきっているからあまり語ることが無い。
まず背面はSmart Connectorとお馴染みのりんごマーク、
前面にはいつも通りの最高峰のディスプレイ。今回から12.9インチモデルだけミニLEDディスプレイに進化してるんだけど、正直あまり恩恵は無い。ミニLEDの力を確かめるためにYouTubeで「HDR Demo」と検索してHDRのデモムービーを見ると、確かになんか今までよりもコントラストが強いし素材の質感がリアルになっているように感じるんだけど、そもそもHDRに対応したコンテンツ自体がまだまだ少ないからメリットとしては弱すぎる。
ディスプレイ側には他にもフロントカメラと顔認証のためのセンサーがある。
最近機械学習の恩恵なのか、マスクをした状態でもたまにロック解除に成功することがある。
本体側面には電源ボタン、音量ボタン、スピーカーと、
iPhoneには何故か搭載されることがないUSB-Cを備える。
このUSB-Cは今回のiPad ProからThunderbolt4に対応していて、対応したSSDであればさらに高速のデータ転送が行えるらしい。家にはThunderbolt4対応のストレージは無いから恩恵は無いけど。
COMBOTOUCHが素晴らしかった
今はLogicoolのCOMBOTOUCHをカバーとして使っているんだけど、これが素晴らしい周辺機器。純正のどんなカバーよりも自信を持ってお勧めできる。詳しいレビューは下記の記事にあるから詳細はそちらを参照してほしいけど、
これほどまでにiPadの多彩な使い方に合わせることのできるカバーは他にない。唯一重さだけは弱点だけど、それ以外は全てに置いてオススメしたい。
大きさと重さは意外と慣れる
12.9インチiPad Proの一番のネガティブ要素はその大きさと重さ。だけど意外と問題なかった。
そもそも僕の使い方だと持ち運びの機会自体はそこそこあるんだけど、いざ現地に到着すればそこを動く事はあまり無いから、到着するまではともかく到着してからは大きさも重さもほとんど問題にならなかった。
逆に家あるいは一ヶ所でしか使わないけど、その場所の範囲内で頻繁に移動することがある。他にも片手でiPadを持って使うことが多いなら軽さとコンパクトさはより重要な要素になると思う。
タブレットにスタイラスは必須
タブレットがパソコンとスマホの間を埋めるデバイスとして活躍するためには、スタイラスペンは絶対に必要不可欠だと感じた。これのないタブレットは本当に画面の大きいスマホでしかないから、パソコン並みに大きいのにスマホとできることがほぼ変わらない中途半端なデバイスと化してしまう。
スタイラスペンはそんなタブレットにいくらでも使うことのできるキャンバス、メモ帳としての力を与えてくれる。だからこそタブレットをパソコンともスマホとも違う価値あるモノにするためにスタイラスペンは必要不可欠。
絵を描かない人でもペンはいざという時意外と便利。タイピングやフリックで文字入力するよりもペンで文字を書く方がアイデアが浮かびやすいし、画面のスクロールの時もペンがあると腕を動かす距離が短くなって楽になる。ペンとしてだけでなく孫の手的な使い方も見出せる。そのために15000円は高すぎるけど。
次買うとしたらCellerモデル?
購入当初はWiFiモデルでいいだろうと思っていたんだけど、外出先でいちいちスマホを取り出してテザリングを始めるのは意外と面倒臭い。その点Cellerモデルなら、常にインターネットに接続されているからテザリングせずにすぐに使うことができるし意外と体験がグレードアップするかもしれない。
現状で満足しているからすぐに買い替えたりはしないけど、次に買うとしたら多分Cellerモデル。
M1は若干オーバースペック?
2021年モデルのiPad ProはMacBookと同じM1チップをプロセッサーとして搭載している。詳細な性能の検証はしていないけど、とりあえず半年使っている中で一度も性能不足を感じる事はなかった事は言える。
今のiPadに対しては若干、というかだいぶオーバースペックな感じのするM1だけど、出た当初の時点でオーバースペックなのは現在のハイエンドスマホにも同じことが言える。ハイエンドスマホも出た時点では過剰な性能だからこそ何をやらせても快適で、長い間快適に使い続けることができる。
つまり2021年モデルのiPad Proから乗り換えて進化を感じられるようなタブレットが出てくるのは、だいぶ先の話になりそうだ。
タブレットはもうこれで満足?
今までWindowsタブレット2台・Androidタブレット1台、11インチの方のiPad Pro、合計で4台のタブレットをこの12.9インチiPad Proの前に使ってきていたけど、今回でタブレット選びは終着点に辿り着いたように感じている。それぐらい12.9インチiPad Proは良かった。最高峰のハード・過剰なぐらいの高性能、1日使えるバッテリー、小さいサイズが欲しい人以外の全てに対してお勧めできる。大きさ以外の弱点が存在しない。
多分来年もProを含めて新しいiPadは発表されると思うけど、正直よほど革命的なモノが出てこない限りは今使っている12.9インチから乗り換えることはないと思う。スペック的には来年どころか3年先ぐらいまで一線級であり続けると思うので。
と言うわけで2年間にわたって続いたタブレット探しの旅はおそらく終着点に到達してしまった模様。これからは2~3年おきぐらいに12.9インチiPad Proを更新していくのがタブレット選びになっていくと思われる。この安定をブチ破ることが出来るほどの革命的なタブレットが、どんなメーカーからであれ誕生することを期待したいね。
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