僕のパソコン遍歴には近年Zephyrus G14、MacBook Proと14インチサイズのノートパソコンが続いている。このサイズ感は最高。ベゼルレス化によって従来の13インチとほぼ同サイズでより広い画面を実現しているのが最高。家に据え置いて使うにも、頻繁に持ち運ぶにもベストなサイズだと思う。
今回は14インチノートパソコンを2台使用したことのある立場から、このサイズ感の素晴らしさを力説したい。
従来の主流は13.3インチと15.6インチ
少し前までのノートパソコンは、
- 10.1インチ
- 11.6インチ
- 13.3インチ
- 15.6インチ
- 17.3インチ
の5つの画面サイズが主流だった。主に外出用パソコンとして使いたい人が13.3インチ以下を選び、家に据え置いて使いたい人が15.6インチ以上を選んでいたこの中でも特に存在感があるのが13.3インチと15.6インチの2種類で、大手が出すノートパソコンもこの2つの画面サイズがボリュームゾーンだった。
昔は10〜11インチの小型ノートパソコンも存在感があったはずなんだけど、このサイズのWindows・Mac機はiPadとChromebookに食われて近年は廃れ気味。
14インチは新興勢力
ところが最近のノートパソコンはベゼルが徐々に細くなっていき、従来の13インチとほぼ変わらないサイズで14インチというより大きな画面を実現できた。


MacBook Pro、Zephyrus G14、この2機種のディスプレイを見ればそのベゼルの細さがわかるはず。本体の端ギリギリまでディスプレイを広げることでより大きなディスプレイを持ち運ぶことができるようになった。
14インチは難なく持ち運べる

13インチノートパソコンのサイズは機種にもよるけどA4ノートぐらいのサイズ。重さは1〜1.5kgぐらい。14インチもサイズはほぼ同じだけど、重さの方は高性能モデルだと1キロ代後半ぐらいになる。それでも殆どの機種は2キロよりは軽い。
当然殆どのカバン、リュックサックにすんなりと入るし、重さも多くの機種が2キロを超える15.6インチに比べれば許容範囲。14インチノートパソコンのポータビリティは13インチと遜色ないほどに高い。
14インチは作業性と性能も高い

一般的に高級機ほど見た目と所有する満足度のためにベゼルを細くしたがる傾向があるけど、14インチノートパソコンは基本的にメーカーの中でも高級、ハイエンド、ハイパフォーマンスモデルに位置づけられる事が多い。そのため外部GPUを搭載したゲーミング用途にも応えられる性能を持ったノートパソコンもある。
画面解像度の高いディスプレイを搭載したモデルなら、フルHDよりも遥かに多くの情報を表示して作業ができるのも良い。13インチだと解像度の高いディスプレイでも、文字が小さくなりすぎて十分に活かすことができない場合が増えてしまうけど、14インチならWQHD解像度ぐらいまでは余裕。
かつてはデスクトップでしかできなかった使い方を、ポータビリティをそれほど犠牲にせずにできるのも14インチノートパソコンの良いところ。
【デメリット】14インチはまだ数が多くない
そんな14インチノートパソコンに問題があるとすれば、まだ数が多くないことだと思う。如何せん新興勢力だから、どのメーカーもそれほど多くの数は出していない。たくさんの機種から自分の好みに最適な機種を選ぶような方には、完全に好みの機種が見つからない可能性もある。
14インチノートパソコンはオールマイティ
14インチノートパソコンは13インチを作業性で上回り、15インチを持ち運びやすさで上回る、自宅用としても外出用としてもベストバランスなノートパソコン。
特にオススメなのが外出用のノートと自宅用のデスクトップを1台に集約する用途。
デスクトップ並のパワーを持つ高性能な14インチにすべてを集約してしまえば、家でも外でも同じ環境で作業できるしデータの管理も楽々。デスクトップより机がスッキリするのも嬉しい。
大画面も持ち運びも両方犠牲にしたくない人のための落とし所として、14インチノートパソコンはすごくいい選択肢だと思う。
14インチノートパソコンをいくつか紹介
最後にここまで読んで14インチノートパソコンに興味を持ってくれた人の為に、オススメの機種を5台ほど紹介したい。
1.レノボ IdeaPad Slim 550 14型(AMD)

IdeaPad Slim 550 14型(AMD) | |
画面サイズ | 14インチ |
画面解像度 | 1920×1080 |
CPU | AMD Ryzen™5 5500U |
GPU | AMD Radeon™ グラフィックス |
メモリ | 8GB〜 |
ストレージ | 256GB〜 |
バッテリー 駆動時間 | 最大12時間 |
重さ | 1.45kg |
USB-A | 2 |
USB-C | 1 |
HDMI | 1 |
SDカードリーダー | フルサイズ |
価格 | 73800円 |
14インチでフルHDディスプレイ、8GB以上のメモリとSSDのストレージ、最新のプロセッサーを搭載してメーカー直販サイトなら5万円から、Amazonからで7万円から買えるという圧倒的なコストパフォーマンスが魅力的。重さも1.45キロで、軽いとは言えないけど普通に持ち運べる程度の重さ、拡張性も必要なものは一通り揃っている。それが5万円から買える。凄い。
これも含めて5つ紹介しているんだけど、特に拘りがない人はとりあえずこれ買っておけば大丈夫だと思う。それぐらいコスパが凄い。
2.マウスコンピューター DAIV 4P

DAIV 4P | |
画面サイズ | 14インチ |
画面解像度 | 1920×1200 |
CPU | インテル® Core™ i7-1165G7 プロセッサー |
GPU | インテル® Iris® Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB〜64GB |
ストレージ | 512GB〜2TB |
バッテリー 駆動時間 | 最大12時間 |
重さ | 0.985kg |
USB-A | 2 |
USB-C | 2 |
HDMI | 1 |
SDカードリーダー | フルサイズ |
価格 | 16万円〜 |
14インチで1キロを切る驚異的な軽さが売りのノートパソコン。性能は標準的だけど、軽さを追求したノートパソコンで妥協されがちなバッテリー持ちと拡張性も十分。
持ち運びやすさと作業しやすさを両立した持ち運びに便利なノートPC。
3.MSI Prestige 14 A11

Prestige 14 A11 | |
画面サイズ | 14インチ |
画面解像度 | 1920×1080 (4Kも選択可) |
CPU | インテル® Core™ i7-1195G7 |
GPU | GeForce® GTX 1650 Max-Q デザイン |
メモリ | 16GB〜32GB |
ストレージ | 512GB〜1TB |
バッテリー 駆動時間 | 最大10時間 |
重さ | 1.29kg |
USB-A | 1 |
USB-C | 2 |
HDMI | 無し |
SDカードリーダー | microSD |
価格 | 約17万円〜 |
台湾のPCパーツメーカー、MSIのクリエイター向けノートPC。今回紹介する5台の中で、MacBook Pro、Zephyrus G14と並んで性能、拡張性、可搬性、価格などの総合力の高い1台。
外部GPUを搭載し14インチディスプレイを搭載しつつ、重さは1.29キロまで抑えてきた。ディスプレイはカスタマイズすればフルHDより遥かに多くの情報を表示できる4Kを選択可能で、メモリやストレージの増設もできる。高性能とポータビリティの両立として後述のZephyrus G14と並んでオススメできる1台。Zephyrusよりは軽さの方に重きをおいている感じはある。
4.MacBook Pro 2021

MacBook Pro | |
画面サイズ | 14.2インチ(ミニLED) |
画面解像度 | 3024×1964 |
CPU | Apple M1Pro/Max(8コア〜10コア) |
GPU | Apple M1Pro/Max(14コア〜32コア) |
メモリ | 16GB〜64GB |
ストレージ | 512GB〜8TB |
バッテリー 駆動時間 | ビデオ再生:最大17時間 インターネット:最大11時間 |
重さ | 1.6kg |
USB-A | なし |
USB-C | 3 |
HDMI | 1 |
SDカードリーダー | フルサイズ |
価格 | 約23万円〜67万円 |
今のメインPC。一般的なパソコンではCPU、GPU、メモリ、ストレージなど別々に独立しているパソコンの構成品を一つのチップに集約したのがM1Mac。これによってスマホ並みのスリープからの復帰速度や、圧倒的な消費電力あたりのパワーを手に入れた。
当然14インチMacBook ProもこのM1Macの強み、スリープからの復帰の速さや驚異的な電力効率を兼ね備える。M1チップ以外にも幾つかの拡張端子の復活や120HzのミニLEDディスプレイ、M1の消費電力の低さに伴う静粛性、大きくて高精度なタッチパッドや超高音質なスピーカーなどハードの完成度は完璧としか言いようがない。
一方で使い慣れたWindowsとはまるで異なるMacOSの操作性や概念、Windowsと比べて絶対的なアプリ数の少なさ(特にゲーム)、Apple製品以外との協調性の無さと主にソフト面はかなりクセが強い。
Macのクセ、世界観、操作性を受け入れられるならオススメ。
レビューもあります。
5.ROG Zephyrus G14

ROG Zephyrus G14 | |
画面サイズ | 14インチ |
画面解像度 | 2560×1600 |
CPU | Ryzen 7 6800HS |
GPU | Radeon RX 6700S |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB |
バッテリー 駆動時間 | 最大13.5時間 |
重さ | 1.65kg |
USB-A | 2 |
USB-C | 2 |
HDMI | 1 |
SDカードリーダー | micro |
価格 | 23万円 |
以前はこのPCの前のモデル(2020年モデル)をメインPCとして使っていた事がある。
2020年モデルの時点で高性能とポータビリティの両立として最強だった一方、Webカメラが無かったり、SDカードスロットが無かったり、生体認証が使い物にならなかったりと細かいところは結構荒削りだった。
でもZephyrus G14は毎年継続的にマイナーチェンジを繰り返している。Webカメラはベゼルを太くせずに追加されたし、microSDカードも追加された。バッテリー持ちも元々悪くない程度には持続していたのを、2022年モデルは更に伸ばしている。生体認証だけは実際に使ってみないとわからないけど、それ以外の多くは僕が使っていた2020年モデルの粗を確実に改善している。
それでいて最新の3Dゲームができる高性能と2キロを切る重さの両立はそのまま。ゲームができるモバイルノートパソコンというロマンに魅力を感じる人はオススメ。
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