PlayStation5 購入レポート 後編

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PS5の購入レポート記事、本当は分割せずに一回にまとめたかったんだけど、書くことが予想以上に多くなってしまったので、前後編で分割することにした。前編では特徴と外観の紹介まで、今回の後編では実際にPS5でゲームを遊んだ感想を書いていきたい。

ロード時間が超速い

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いやもう本当に、物凄く速い。ゲームにもよるけど、PS4と比べて4〜6倍ぐらいはロード時間が高速化していると思う。あまりにも速いのでロード時間中に攻略法を調べたりお茶を汲みに行ったりとか、ロード時間を利用したちょっとした用事ができなくなってしまった。

ロード時間が短くなるのは単純に快適になる、ストレスが減ること以上に、ゲームへの没入感が高まる効果がある。ロード時間というある意味ゲームから現実に引き戻される瞬間が大幅に減った・小さくなったことで、ノンストップでゲームの世界に浸ることができるのが大きい。

それからロード時間だけでなく起動も速い。スリープ状態からの起動はPS4よりもやや速いぐらいではあるけど、それ以上に完全に電源をOFFにした状態からの起動が速い。

コントローラーが凄い

前編でも少し触れたけど新しいコントローラー、DualSenseは凄い。

特にハプティックフィードバック、草むらをかき分けたり、風を切るようなささやかな感触から、雨が降っている時の粒感のある感触、爆発のような強烈な衝撃まで、実に多彩な種類の振動というよりもはや触覚表現の類が提供される。

アダプティブトリガーもトリガーボタンの感触に変化を加えて、銃の引き金を引いているような、弓を引いているような、崖を登っているような抵抗感を味わうことができる。次世代機になって強化されたグラフィックや、瞬時のロード時間も相まってゲームへの没入感が物凄い。

ボタンの感触もDualShock4から結構変わっている。DualSenseはDualShock4よりもクリック感が強い。Switchのプロコン程ではないけど、以前と比べて良くも悪くもクリック感が増して、硬い感じになっている。

他にもオプションボタン・クリエイトボタンに少し高さがついたのも地味に良い改良点。Dualshock4ではほぼ高さがなくコントローラー本体に対して平坦だったから、ブラインドタッチが慣れるまで難しかった。この二つのボタンを押したつもりでタッチパッドに誤爆したことも結構あった。対してDualsenseでは、微妙な高さのおかげで少しコントローラーをさすっていれば位置が掴めるし、もう少し長いこと使えば多分ブラインドタッチも余裕。

USB-Cでの充電に対応したのも嬉しい。DualShock4はマイクロUSBだったので、スマホやパソコンと充電規格を統一できなかったけどこれなら大丈夫。この辺はテクノロジーの現状に合わせた順当な進化。

一方でバッテリー持ちはそんなに良くない。使い終わるたびに充電が必要というほどではないけど、Switchプロコンみたいに最後にいつ充電したかを忘れるほど長持ちはしない。普通に十分な水準ではあるけど、驚異的にバッテリーが持つわけではない。

グリップ部の滑り止めの加工。よく見ると・・・

肉眼でギリギリ視認できる程度の大きさで○×△□の形で滑り止め加工がされている。

静か

サイズは大きいけどその分静粛性はかなりのもの。伊達にこの馬鹿でかい本体の半分近くを占める巨大ファンを搭載してない。起動時も、メニュー画面でも、ゲームのプレイ中でも、PS5はささやくような排気音しかしない。かなり耳を近づければ聞こえはするけど、普通にプレイしてる中で聞こえてくることはない。物凄く静か。ゲームによっては意識しなくても聞こえてくる程度には大きな排気音がしたPS4からの大きな進化点。

地味にメディアプレーヤーとして優秀

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爆速起動・性能の高さによるサクサク&快適な操作性・静粛性の高さ、この三拍子揃ったPS5は地味にYouTubeやAmazonPrimeのような動画サービス視聴マシンとして有能。デジタル版だからBD・DVDの再生能力はないけど、僕はもう映画やドラマ、アニメをディスクで楽しむことは卒業したから問題なし。

一応リビングのテレビにもAndroidTVが内蔵されていて、TV自体の機能として動画配信サービスを楽しむことはできるけど、PS5の処理性能はTV内蔵のそれとは文字通り桁違い。特にYouTubeはメニュー画面を探し回ったり、10分〜20分ぐらいの動画を流し見することが多いから、処理能力の違いはメニュー画面を探し回る時の快適性に直結する。

PS5購入以来、テレビ本体で動画を楽しむ機会がかなり減ってしまった。それぐらい動作の快適性の差は大きい。

弱点1:デカイ

そんなPS5だけど、弱点として真っ先に思い当たるのはその大きさ。シンプルにデカすぎるし、しかもそのウネウネした形状ゆえに何かを上に乗せたりすることも結構きつい。一応コントローラーは置けるけど少し不安定。大きな地震が来たらズリ落ちそう。

縦置きもできるけど、正直縦置きしたPS5がテレビを遮らない光景をまるで想像できない。多分あと1〜2年ぐらいで小型化したマイナーチェンジ版(PS5slim?)が出るとは思うけど。

まあでも、デカさとのトレードオフで静粛性は初期型とは思えないほど優秀だし、無理矢理小型化して爆音・熱暴走多発よりは遥かにマシだから許す。

弱点2:まだ専用ゲームは少ない

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あとこれは発売から日が浅いゲーム機の宿命ではあるけど、まだまだPS5専用の性能をフル活用したゲームはそんなに多くはない。PS5で出る新作タイトルも多くはPS4など前世代機との縦マルチで、解像度やフレームレートの向上、読み込み時間の短縮なんかはあるけど、前世代機版とのゲーム的な違いはそれほど多くはない。

これはPS4初期にも結構言われていたこと(僕がPS4買ったのは2017年で、ほぼ前世代からの切り替えが完了していた)だから時間が解決してくれるのを待つしかない。

新しいゲーム機はワクワクする

しかし幾つになっても、新しいゲーム機を買うのはワクワクする。なんかよくわからないけど、ゲーム機には未来を感じるんだ。

この記事で言及したポイントのうち、一番分量が多いのはコントローラーについての項目だけど、PS5で一番多くの人が次世代を感じられるのはコントローラーだと思っている。グラフィックやフレームレート、音ももちろん凄いけど、そっちは自宅のディスプレイやオーディオ環境によってはある程度制約されてしまう。最大限味わうには4K/HDRで120Hzのディスプレイと3Dオーディオ対応のヘッドホンやサウンドバーが必要になるけど、これが両方揃っている人は現時点ではそれほど多くはないはず。

それに対してDualSenseコントローラーのハプティックフィードバックやアダプティブトリガーは、PS5を持っている人なら誰でも平等に、テレビやモニターやオーディオ環境に関係なく味わうことができる。

今の時点ではPS4時代の積みゲーや興味はあったけど手を出さなかった・出せなかったゲームを主に遊んでいて、PS5に本格対応したゲームはあまり触れていないけど、まだ生まれたての次世代機とこれからも末長く付き合っていきたい。

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