ラムダッシュパームイン 【電動髭剃りの再発明?】

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朝の5分は命より大事、なんて昭和の企業戦士たちは言っていたけど社会人も5年目になろうとしてる今その気持ちがわかってきた気がする。

朝は実に忙しい。朝起きてご飯食べて着替えて顔を洗って歯を磨いて髭剃りに通勤に必要なものの準備。これを寝起きのまともに頭が回らない状態でこなさなきゃならない。荷仕度は前日の夜に済ませるようにしてもだいぶしんどい。

ということで朝に少しでもゆとりをもたらすために最近話題になってるパナソニックの3万円のクソ高い髭剃り「ラムダッシュパームイン」を購入し半月ほど使ったので使用感をレビューしたい。

髭剃りは結構時間かかる

これは男ならみんな共感してくれることだと思う。特に平日の朝は全てにおいて時間的余裕がないから髭剃りのように無駄な時間は1秒でも短縮したい。僕も1年ほど同じパナソニックの1000円の激安電動髭剃りを使ってたんだけど、

これは激安故に一回で剃れる範囲が狭いし剃り残しも多い。唇の周辺とかはまだなんとかなるんだけど、カーブを描いていて範囲も広い顎なんかはマジでしんどい。僕の場合普通に朝の髭剃りに2〜3分ぐらいはかかっていた。

と言うことで購入したのがラムダッシュパームイン、お値段約3万4000円。いや髭剃りに3万て頭おかしいでしょ値段に見合う価値ないでしょどうせ霊感商法みたいなヤツでしょと思ったけどまあ最悪ブログのネタにすればいいでしょと思い購入することにしたら大当たりだった。

ラムダッシュパームインの特徴的な外見

ラムダッシュパームインはとにかく特徴的な見た目で、従来の髭剃りに必ずあった持ち手がない。一見するとワイヤレスイヤホンみたいな見た目。

実際にワイヤレスイヤホンと比べると結構でかいんだけど、それでも片手に収まる程度のサイズ感で従来の髭剃りより圧倒的にちいさい。

特に細かい設定とかはできず背面のスイッチでオンオフするだけ。まあ朝にそんな細かく設定を弄って髭を剃る余裕はないので問題ない。

小型化のために蓋はマグネットでくっつけるタイプ、

バッテリーも髭剃りで主流の乾電池ではなく充電式。

しかも専用のケースが付属していて全体的に持ち運びを強く意識した作り。

5枚刄は予想以上にすごかった

そんな3万のクソ高い髭剃り、ラムダッシュパームインだけど結論から言えば最高。

まず5枚刄がすごい。1枚刃の安い髭剃りと比べてまず圧倒的に剃れる範囲が広い。これだけでも十分すごいけど、5枚刄はそれぞれ沈み込むようにできてるので、肌の形に合わせて沈み込んで剃り残しなく一発で綺麗に剃れる。

1枚刃の髭剃りだと肌を点か良くて線ぐらいでしか捉えられなかったのに対して、5枚刄のラムダッシュパームインは面で捉えられる。

一回で剃れる範囲が圧倒的に広く、しかも剃り残しもほぼなくなるので、同じ箇所を何度も何度も剃る必要がなく全体をグルッと一周するだけで不潔さを感じない程度には綺麗に剃れる。今まで3分かかってた髭剃りが30秒で終わる。時間を金で買える、だから凄い。

ちなみにこの5枚刄はもちろん交換もできる。値段は6000円で正直安くはないけど切れ味が落ちても交換で全盛期の切れ味を取り戻せるのは良い。

一応付属のオイルとブラシでメンテもできる。

持ち手って要らなかった

あとはデザイン的な特徴でもある持ち手がない形状だけど、持ち手がないから剃りづらいなんてことはないし、むしろ剃りやすいまである。

と言うのも従来の持ち手がある髭剃りだと、持ち手の長さ分手と実際に髭を剃っている刃の部分が離れているので、その長さを頭に入れた上で手を動かしていく必要があった。

それに比べてラムダッシュパームインは手と刃の距離が極めて短いから手の動きが思い通りに伝わるし、狙った通りの箇所を剃ることができる。持ち手って要らなかった、むしろ無い方が快適に髭を剃れるのか!って思った。

【不満】乾電池式なら最高だった

なんかずっと褒めていてもアレだし、唯一残念だなと思ったのがバッテリーまわり。おそらく小型化のためだとは思うんだけど、ラムダッシュパームインは髭剃りでは珍しいUSB充電式。これが正直微妙で、まず乾電池なら切れても電池を変えれば一発で元通りなのに対してUSBだと何十分かの充電を行う必要がある。

しかも髭剃りって洗面所がホームポジションな家がほとんどだと思うんだけど、洗面所は水を扱う性質上あまり電気を流す充電器を置きたくないし、そもそも刺すためのコンセントもない場合もある、というか僕の家がまさにそれ。

だから仕方なく、充電が減ってきたらラムダッシュパームインをわざわざ部屋の充電器まで持って行って充電しにいく必要がある。面倒。

しかもリチウムイオンバッテリーは充電を繰り返すごとにバッテリーが消耗していくわけで、個人での交換もできない以上バッテリーの寿命=ラムダッシュパームインの寿命とも言える。

幸い一回の充電で40分使えるらしいし、髭剃り自体も僕の場合は一回30秒で終わるので、実使用では8掛けして32分としても64回、2ヶ月に一回か多くても月に1回程度充電すれば大丈夫と考えればそこまで心配する必要はないかも。多分バッテリーよりも先に他の部分が壊れる。

充電端子もMicroUSBとか独自規格じゃなくType-Cだからスマホ用の充電器で普通に充電できるのでまだ許せる。独自規格だったら許されなかったけど。

家でも外でもメインを張れそう

今まで髭なんて剃れればいいだろって思ってて、家では1000円の激安品、外ではホテルとかに最初から置いてある髭剃りを使ってたんだけど、正直考えが変わった。

ラムダッシュパームインはより上級で大型の髭剃りをそのまま小型化したような製品で、家でも外でも最高峰のパワーを得られる。二台持ちしてた人は一台に集約できるし、自分みたいに面倒で安い髭剃りを使ってた人は今までより格段に時短が捗る。もちろんメインの髭剃りを単に買い替えるのも。

3万4000円は高いけど平日の朝にゆとりをもたらすためと考えれば良い買い物。おそらく僕のように今までしょぼい髭剃りを使ってた人ほどラムダッシュパームインに感動できるはず。高い製品を買うときはどうやって納得できる言い訳が自分にできるかが勝負。

買う時は機能同じで1万円近く高い変な洗面台みたいな模様のモデルよりも、

この無地のブラックがオススメ。僕もこれにした。

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