少し前にSurface Laptop Studioが欲しくなっているという記事を書いたんだけど、Surfaceに強力なライバルが登場してしまった。
先月発表された新型MacBook ProはM1 Pro/Maxによって圧倒的な性能とバッテリー持ちを両立し、しかもハードウェアの完成度も滅茶苦茶高い。ペン入力もiPad Proを持っていればSidecarで対応可能。しかも14インチモデルなら重さは2キロ以下に収まっていて、MacBook Proもまた僕のパソコンに求めるものを全て持っている。
今回はMacBook ProとSurface Laptop Studioを比較して、どちらがより自分の理想に近いのかを検証してみたいと思う。
スペックを比較
まずはカタログスペックを比較してみる
Surface Laptop Studio | MacBook Pro(14インチ) | MacBook Pro(16インチ) | |
画面サイズ | 14.4インチ | 14.2インチ | 16.2インチ |
画面解像度 | 2400×1600 | 3024×1964 | 3456×2234 |
CPU | Core i5-11300H Core i7-11370H7 | Apple M1 Pro/Max (8コア〜10コア) | Apple M1 Pro/Max (8コア〜10コア) |
GPU | Iris Xe RTX3050Ti RTXA2000 | Apple M1 Pro/Max (14コア〜32コア) | Apple M1 Pro/Max (16コア〜32コア) |
メモリ | 16GB〜32GB | 16GB〜64GB | 16GB〜64GB |
ストレージ | 256GB〜2TB | 512GB〜8TB | 512GB〜8TB |
バッテリー駆動時間 | 最大18時間 | ビデオ再生17時間 ネット接続11時間 | ビデオ再生21時間 ネット接続14時間 |
USB-C | 2 | 3 | 3 |
USB-A | なし | なし | なし |
SDカードスロット | なし | 1 | 1 |
HDMI | なし | 1 | 1 |
重さ | 1.74〜1.82キロ | 1.6キロ | 2.1〜2.2キロ |
値段 | 日本での価格は未発表 (1600ドル〜) | 24万円〜67万円 | 29万円〜71万円 |
どちらも好みに応じてチップ・メモリ・ストレージをかなり自由に変更することができ、価格にはかなりの幅がある。
M1 Pro/Maxで高性能と低消費電力を両立
M1 Pro/MaxもAppleシリコンなので、 M1チップと同じ消費電力あたりのパフォーマンスの高さというメリットは受け継いでいる。 M1 Pro/Max共に動画編集や3Dモデリングといったヘビーな作業に耐えうるほどのパワーを持ちながら、消費電力も低く(14インチモデルならACアダプターの出力は100W以下で、以前使っていたゲーミングノート、ZephyrusG14が180Wのアダプターが必要だったことを考えれば驚異的)バッテリー持ちも良い。
しかも消費電力が低いということは発熱も少ないため、通常利用でファンが回転することはほとんどないとのこと。これなら布団の中でも安心して使えそう。
性能面ではSurface Laptop Studioの下位モデルは一般的なノートパソコンと同じCorei5と内蔵GPUだから、MacBookは性能面では下位モデルでも十分なアドバンテージがあるはず。
MacBookはSidecarでペン入力可能
MacBook Proは単体ではペン入力を受け付けないけど、iPadを無線で接続する「Sidecar」という機能を使うことでApplePencilでのペン入力ができる。この機能を使えばMacBook Proでのペンを使った作業が捗るはず。
Surface Laptop Studioは単体でペン入力が可能だから、オールインワンという目的に適っているのはこちらかな。懸念があるとすればSurfaceペンの書きごこち・精度は自分では確かめていないこと。ネットの評価を見る限りだと、ApplePencilには若干劣るけど十分な実力らしいのでそこまで悲観はしていないけど。
MacBook ProはミニLEDディスプレイを採用
新型MacBook ProはAppleがLiquid Retina XDRディスプレイと言うミニLEDディスプレイを14インチ、16インチ共に採用している。iPad Proにも採用されていたディスプレイなので説明はそっちから引用する。
ミニLEDディスプレイは従来の液晶よりもバックライト用のLEDが細かく、数が多くなっており、多数のLEDのうち一部を点灯・消灯させることで従来の液晶よりもコントラスト比の高い鮮やかな色を楽しむことができる。それでいて有機ELのような焼付きの心配も少なく、液晶と有機ELの良いとこ取りのような次世代のディスプレイなんだ。
https://shashan.net/?p=1660
iPad Proについての記事
ひとつ気になるのがディスプレイ上部に存在するノッチ。個人的にベゼルレスとフロントカメラの両立のためならノッチはあってもいい派なんだけど、全画面表示にした時にノッチがどう作用するかは家電量販店でいじっている限りでは確かめきれなかったのでこれだけは気になる。
家電量販店でMacBook Proを触ってみた
先週家電量販店で新型MacBook Proを見てきた。やっぱりハードウェアのデザインや質感は最高。今まで使ってきたどのノートパソコンもハードウェアの質感においてはMacBookの足元にも及ばない。
サイズ感を確かめるために手持ちのiPad Proと並べてみた。
14インチはiPad Proと縦方向は同じぐらい、横はディスプレイのサイズ分少し大きい。
16インチはかなりデカい。今使っているリュックに入るだろうか。
買うなら14インチかな
実際に見た上での印象として、16インチはいくらなんでもデカすぎて持ち歩くのはあまりにも厳しい。それに対して14インチなら、重さは結構あるけどサイズそのものは12.9インチiPad Proと同じぐらいだったから持ち運び用途には十分耐えられるはず。
おそらく実際に買うとしたら14インチになる。Surface Laptop Studioも気になるから、しばらく考えた上でどちらを買うのか結論を出したい。
追記
結局買いました。
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