ロジクール SIGNATURE K855GRワイヤレス メカニカルTKL キーボード【中の上、マイ最適解】

ガジェット

今までのキーボードにちょっと不満が多かったので、

  • メカニカル
  • 無線
  • テンキーレス
  • Mac対応
  • ある程度以上信頼できるメーカーから出てる
  • なるべく安い

という条件を満たすキーボードとして「ロジクール SIGNATURE K855GRワイヤレス メカニカルTKL キーボード」という死ぬほど長い名前のキーボードを買って1ヶ月ぐらい使ったのでその使用感をレビューしたい。名前長すぎるので以下K855GRと呼ばせて欲しい。

今まではロジクールのG213Rを使用

K855GR以前は以前のMacBookのクラムシェルモードを活かしたデスク環境整備の際に導入した同じロジクール製のG213Rを使用していた。確かにこれは打鍵感は良いんだけどいくつか問題があってそれが、

  • サイズがあまりにも大きすぎ
  • Macに正式対応してない(英数切り替えなどが一部制約あり)
  • 有線なので絶妙に邪魔
  • 虹色の発光を消せない(Mac対応が不十分なため)
  • テンキーいらない

まずテンキーと本体にパームレストがあるせいでサイズがあまりにもデカすぎる。自分は外ではノートパソコンのキーボードを使うので携帯性や小ささは気にしなくて良いと思ってたんだけど正直想定が甘かった。あまりにも大きすぎて縦にも横にも、立て掛けてもデスクを圧迫する。しかも有線だからデスクから退かすことも難しい。

次にテンキーが要らなかったこと。正直便利だと思ってたんだけど、数字入力は別に通常の1〜9キーでできるし、それ以上にテンキーがあることで通常使う方のキーが若干左に寄せられるせいで打ちづらい、机を圧迫する。マウスを持ちづらくなるというデメリットが大きすぎる。思えばノートパソコンのキーボードもテンキーがあると打ちづらいしこれも買う前に自分の経験から察するべきだった。

最後にあまりに致命的な問題として、G213RはMacには正式に対応してない。一応使えるけど公式のカスタマイズアプリがWindowsでしか使えず、ウザい虹色の発光も消せないしゲームモードなど諸々のギミックも使用不可。そしてWindowsとMacで異なる英数/かなの切り替えもできない。一応Mac本体の設定をいじればCapsLockキーで切り替えできるんだけど、結局通常と切り替え方が違うのでかなり戸惑う。

正直G213Rの問題のほとんどはMacに正式対応してないことを知らずに買った自分のリサーチ能力の低さに起因してると思ってるので、ちゃんと調べた上で買った人なら後悔はしないはず。そこはメーカーに申し訳ない。

K855GRの特徴

ということで冒頭の6つの条件を満たすキーボードとしてたどり着いたのが今回紹介するK855GR。その特徴は下記。

  • 赤軸のメカニカルキーボード
  • 無線(USBレシーバーとBluetoothで3台接続可能)
  • テンキーレス
  • Windows・Mac両対応
  • 専用アプリでカスタマイズ可能
  • 11500円(購入時)

11500円は安価なメンブレンのキーボード(3000〜5000円ぐらい)よりは相当高いけど高級なメカニカルキーボード(3万円以上)と比べると安価。それでいてメカニカルで複数のデバイスに同時接続など高級機に採用される要素もちゃんとある。このありそうでなかった中の上なポジションのキーボードであることこそK855GRの特徴なんだ。

K855GRの外見

そんなK855GRの外見はこちら。

購入したのはグラファイトだけどなかなか良さげ。1万円するだけあって安価なキーボードと比べると筐体の質感も品質も相当良い。表面はアルミっぽい仕上げになっていて、そことプラスチック部分の継ぎ目も非常に綺麗。工業製品としての質はかなり良い。

キーボードの配列は一般的なよくあるテンキーレスのキーボード。F1〜F3まではペアリングの切り替えボタンになっていて、ここであらかじめ登録しておいた機器を切り替えることができる。

Wndows/Mac兼用のキーボードなのでそれぞれのOSで機能の違う一部のボタンは両方の表記で記されている。

電源は充電式ではなく単四電池2本。これを乾電池の用意がだるいと考えるか電池交換すれば無限に使えると考えるかは人それぞれ。僕は後者。

右側面に電源スイッチ

底面から足を出すことで2段階で角度調整もできる。

背面は広い上に平らになっているので単体で直立させることもできる。

使わないときはこうやって収納すれば机を広く使える。

キーキャップは少し力を込めて引っ張れば外すことができる。

長く使う製品と考えればメンテナンス性も大事。

K855GRの使用感

実は僕はキーボードなんて打てれば良いだろぐらいの感覚で、3万円する高級機を何台も買ったりボタンをカスタムする人々の気が全く理解できなかった。確かに高級キーボードにしかない複数デバイスとの同時接続なんかは良いと思うけど、そのために3万払うのはと思ってた。

というわけでこのK855GRがメカニカルキーボード初体験なんだけど、結論は良い感じ。

安いキーボードって打鍵感がゴムっぽいというかブニブニした感じなんだけど、メカニカルキーボードはそれぞれが独立した機械式のスイッチになっているのでとにかく打鍵感が良い。なんというか言葉で説明するのは難しいんだけど、ボタンを押している感が非常に強い。

テンキーレスで小型だけど、あくまでテンキーを取っ払っただけで無理やり小さくするために一部のキーを小さくしたり配置を変にしたりはしてないのですぐに慣れることができた。

しかもWindowsでもMacでも利用可能なので将来的にまたMacBookからWindowsにメインPCを戻すことになったとしても問題なく使い続けられるのが嬉しい。

レシーバーを使った接続もできるから、Type-Cハブを介してモニターやマウスなどと一緒にケーブル一本で接続することも可能。このThunderbolt端子を活用したノートパソコンのデスクトップ化はめっちゃ便利なのでぜひ試してみてほしい。

実はMacBookだけでなくiPad ProもThunderbolt対応なので同じことができる。ただしiPadだとたまに反応しなくなったり一部のキー配置が異なるので快適とは言えない。面白いけどまだiPadでの使用は発展途上。

Screenshot

専用アプリ、「Logi Options+」をインストールすればキーのカスタマイズなどもできるけど自分は特に設定をいじってない。

K855GRは中の上キーボード

K855GRは多くの人の最大公約数を満たした良いキーボードだった。適度なサイズ、無線接続、複数ペアリング、メカニカルキー、細かな使い勝手の良さなど必要なものを一通り揃えつつ価格は抑えた。まさに中の上とでも言うべき、この程度で良いけど必要なものは揃ってて十分満足できるキーボードだった。

唯一ないのはバックライトぐらいだけど暗い場所で使う時以外ほとんど実用上の意味はないので問題なし。2000円の安価なキーボードは物足りないけど、かといって3万円の超高級キーボードには手がでないという人、1万円で全部乗せのK855GRはとてもお勧めできる。

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