前回の記事でZephyrus G14からパソコンを乗り換えたいと話したんだけど、具体的にどんなパソコンが欲しいのか、その条件を満たすパソコンはどれほど存在するのかを調査してみる。
次のパソコンに求める条件
まずはどんな条件のパソコンが欲しいのかをまとめてみる。
最重要:WQHD以上の高解像度ディスプレイ
何より優先したい条件。ディスプレイの解像度は高ければ高いほど作業性は高くなる。動画・写真などのコンテンツを正確に表示したければ高い解像度は役に立つし、ブログの執筆・ネットサーフィンなどでも解像度の高さは有利になる。最低限WQHD解像度(2560×1440)で可能であればもっと高解像度なディスプレイを探したい。
CPU:Core i5以上
次期メインPCはゲームはやらないので、CPUもGPUもそれほど高い性能は必要なくなった。それでも普段使いで快適性を確保するために、最低でもCore i5以上のCPU性能は欲しい。
メモリ:8GB以上
同じくメモリについてもそれほど大容量は必要なくなったけど、WindowsのPCを快適に使用するためには8GBは欲しい。最低ラインを8GBとして、予算の許す範囲でそれ以上のメモリを搭載するPCを選びたい。
ストレージ:256GB以上でSSD
ストレージも起動時間などからSSDであることは譲りたくないし、容量も大いに越したことはないんだけど、個人的にはそこまで重視しないつもりでいる。
次期PCはブログの執筆など軽い作業が中心で、大容量なデータはほとんど扱うつもりはない。もし扱うことになったとしても、外付けのSSDやクラウドストレージを使えば本体のストレージの小ささはカバーすることができる。この記事で挙げる条件の中で、もし何かを妥協しなければならないとしたら多分これを選ぶと思う。
重さ:1.5キロ以下
Zephyrus G14が1.65キロだったけど、この重さのパソコンはリュックサックに入れれば余裕で持ち運べる一方で、手提げバッグだと正直厳しい。手提げでも持ち運べないことはないけど結構辛い。
次期PCはZephyrus G14よりは軽いことを求めたい。1.5キロ以下が最低ラインで、それより軽ければなお良し。
予算:20万円ぐらいまで
最後に予算は10万円後半までで選びたいと思う。普通に考えてこのラインが一般人がパソコンに使う金額の上限な気がする。もちろんクリエイターやゲーマーは違うけど、ブログの執筆がメインのパソコンであればこの金額で十分以上の物が手に入るはず。
条件を満たすパソコン
ここまで上げた条件を満たすパソコンをいくつか見つけることができたので紹介。
Inspiron 13
CPU | 第11世代 インテルCore i5~Core i7 |
GPU | インテル Iris Xeグラフィックス |
メモリ | 8GB~16GB |
画面サイズ | 13.3インチ |
画面解像度 | 2560×1600 |
ストレージ | 512GB~1TB |
駆動時間 | 最大11時間16分 |
重量 | 1.25キロ |
USB-A | 1 |
USB-C | 2 |
HDMI | 1 |
値段 | 約16万~19万円 |
バランスがいい。殆どの項目が今回紹介するモデル達の平均を上回っている。ディスプレイ、処理能力、拡張性どれを取っても大きな弱点が無いんだけど、それ故にインパクトに欠けているのが残念。
Lenovo Yoga Slim 750i Carbon
CPU | 第11世代 インテルCore i5~Core i7 |
GPU | インテル Iris Xeグラフィックス |
メモリ | 8GB~16GB |
画面サイズ | 13.3インチ |
画面解像度 | 2560×1600 |
ストレージ | 512GB~1TB |
駆動時間 | 最大14時間 |
重量 | 0.996キロ |
USB-A | なし |
USB-C | 3 |
HDMI | なし |
値段 | 約13万~18万円 |
特徴はなんと言っても軽いこと。今回の紹介モデルでは唯一の1キロ切り。それでいてバッテリー駆動時間はトップでこそ無いものの平均は超えていて、値段も13万からとそこまで高くない。
数少ない不満は拡張性。USB-Cしか用意されていなくて、現在使っているレシーバー付きの無線マウスが使えなくなってしまう可能性がある。幸いUSB-Cの数は多いから、端子の数が足りなくて外部機器を繋げないなんて事態に陥ることはないと思う。
今の所自分の中ではこれが一歩リードしている。
VAIO SX14
CPU | 第10世代 インテルCore i5~Core i7 |
GPU | インテル Iris Plusグラフィックス |
メモリ | 16GB |
画面サイズ | 14.0インチ |
画面解像度 | 3840×2160 |
ストレージ | 512GB |
駆動時間 | 最大9時間15分 |
重量 | 1.052キロ |
USB-A | 3 |
USB-C | 1 |
HDMI | 1 |
値段 | 約21万円~ |
唯一国内メーカーからの選出。その強みは拡張性とディスプレイで、特に拡張性はフルサイズUSB3つ、USB-Cが一つ、HDMIにフルサイズのSDカードスロットまで用意される。
ディスプレイもこのサイズには珍しい4K。圧倒的な情報量が期待できる。弱点は国内メーカーらしく処理能力を考えると割高であることと、このサイズに4Kを搭載していることもあってバッテリー駆動時間は短いということ。全体的に気に入っているところと気になるところが両極端に感じる。
Prestige-14
CPU | 第11世代 インテルCore i7 |
GPU | GTX1650 Max-Q |
メモリ | 32GB |
画面サイズ | 14インチ |
画面解像度 | 3840×2160 |
ストレージ | 1TB |
駆動時間 | 最大10時間 |
重量 | 1.29キロ |
USB-A | 1 |
USB-C | 2 |
HDMI | なし |
値段 | 約22万円 |
Zephyrus G14を購入するときに最後まで比較対象に残っていたのがMSIのPrestige-15。その時は性能と値段のバランスからZephyrus G14に決定したけど、そのMSIからPrestige-15の姉妹モデルとして発売されたモデル。
画面サイズを小型化、フルサイズUSBの数を一つ減らして性能はほぼ同水準。しかもディスプレイは4KでVAIO SX14と同等。性能的にはZephyrus G14にこそ一歩及ばないけど、それでも今回紹介するモデルの中では圧倒的。その分値段も高いけど。
Surface Laptop4
CPU | 第11世代 インテルCore i5~Core i7、AMD Ryzen5 |
GPU | インテル Iris Xeグラフィックス |
メモリ | 8GB~32GB |
画面サイズ | 13.5インチ |
画面解像度 | 2256×1504 |
ストレージ | 256GB~1TB |
駆動時間 | 最大19時間 |
重量 | 1.288キロ |
USB-A | 1 |
USB-C | 1 |
HDMI | なし |
値段 | 約13万~30万円 |
Windowsの生みの親、Microsoft謹製のノートパソコン。Surfaceといえばタブレットとして使うことができる2in1のSurface Proシリーズが有名だけど、Surface Laptopシリーズはタッチ操作にこそ対応するものの通常のクラムシェル型ノートパソコン。
特徴はなんと言ってもバッテリー駆動時間。今回紹介するモデルで最長の19時間のバッテリー持ちを実現している。アルカンターラ製のボディなどデザイン的にもオシャレで画面解像度も十分。
欠点はメモリ・ストレージを欲張ると価格が跳ね上がること。最大構成で30万は外部GPUを積まないPCとしてはいくらなんでも高すぎる。もし購入するとしたらCore i5のモデルに最低限の構成にすると思う。
Macbook Air
CPU | Apple M1 |
GPU | Apple M1 |
メモリ | 8GB~16GB |
画面サイズ | 13.3インチ |
画面解像度 | 2560×1600 |
ストレージ | 256GB~1TB |
駆動時間 | 最大18時間 |
重量 | 1.25キロ |
USB-A | なし |
USB-C | 2 |
HDMI | なし |
値段 | 約12万~23万円 |
かつて一瞬だけ購入を検討して断念したのがこのM1搭載Macbook Air。その凄さはネットで語り尽くされている感はあるけど、M1チップによる高性能と低消費電力の両立は驚異的。プロセッサーだけじゃなくてOSも使い慣れたWindowsではなくMacOSだから、勝手の違うOSを知る良い機会になるはず。
懸念材料はZephyrus G14を手放せない可能性が高いこと。MacOSはWindowsと比べると動かないソフトが多い。それはM1チップに移行したことで尚更。Macbook Air1台だけでは対応できないアプリも少なくない可能性が高く、結局Zephyrus G14を手放せないのかもしれない。
それでも家電量販店で見て触って、Macbook Airのハードウェア的な質感の高さには感心しているから一度はMacを試してみたいなと思っている。
Yoga Slim 750i Carbonを中心に検討中
この記事を書くことで、自分の中で候補になっている次のパソコン達の特徴や長所、短所をわかりやすく整理できた。今回の記事も参考にしながら次のパソコンを選びたい。
6つの候補を紹介したけど、今の所はYoga Slim 750i Carbonが一番気に入っている。12.9インチiPad Proよりも軽いという結構なインパクトに加えて、処理能力、バッテリー、値段も平均以上。唯一拡張性だけが懸念材料。それか新しいもの見たさでMacbook Airかな。
ディスプレイの解像度が高いノートパソコンをいくつか紹介してみたけど、実際には僕が見落としてしまっただけでまだまだ存在するかもしれない。この記事が同じ様なパソコンを探している人たちの参考になれば嬉しいし、他にも僕の提示した条件を満たしたパソコンが有れば、Twitterやブログのコメント欄などで教えて頂けると嬉しいです。
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