やっぱりSmart Keyboard Folioが良い【COMBOTOUCHはいらない】

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純正品よりもオススメだと紹介したLogicoolのCOMBOTOUCHキーボード。

でもしばらく使ってみた結果Smart Keyboard Folioに戻ってしまった。今回はCOMBOTOUCHキーボードの不満だった点と、改めて感じたSmart Keyboard Folioの良さについて解説していきたい。

【結論】何よりも重さ

 最初に結論を書いてしまうと何よりも重さ。COMBOTOUCHはタブレットとして使うにはあまりにも重すぎる。

COMBOTOUCHの重さは12.9インチ版で780g。これに12.9インチiPad Proの682gを合計すると1462グラムにもなってしまう。大半のモバイルノートパソコンよりも重いどころか、14インチMacBook Pro(1650g)と比べてもそれほど変わらない。

流石にここまで重くなるとパソコンではなくiPadを持ち歩く意味がかなり薄くなってしまう。これではいけない。

それに比べてSmart Keyboard Folioは12.9インチ用で402gとCOMBOTOUCHよりも300g以上も軽く、iPad Pro本体と合計しても1084gに抑えられる。300g以上も違えば片手で持った時は勿論、両手や膝の上、リュックサックの中に入れている時ですら重さの違いを感じることができる。

個人的に12.9インチiPad Proを使う理由にはApplePencilが使えること、起動の速さと軽さによりパソコンより手軽なことの二つが大きいので、高性能ノートパソコンと変わらないぐらい重いとなるとそれiPadにする意味があるのか?となってしまう。

Smart Keyboard Folioでも決して軽いとはいえないけれど、それでも許容範囲ではある。

COMBOTOUCHは奥行きを取り過ぎ

COMBOTOUCHには他にも問題点がいくつかあって、その一つがノートパソコン形態で使うときに奥行きを取り過ぎることなんだ。

COMBOTOUCHはキーボードを使うときには背面のキックスタンドを展開してディスプレイを自立させるんだけど、

そのせいでキックスタンド分同じサイズのノートパソコンよりも奥行きをとってしまう。家の中では兎も角、外出先の狭い机では結構場所をとってしまうのは痛い。

COMBOTOUCHはキックスタンドが不安定

COMBOTOUCHにはディスプレイ側を立て掛けるためのキックスタンドが用意されている。Smart Keyboard Folioと違って自由な角度調整ができるし、大きく寝かせればApplePencilが使いやすい角度にも調整することができる。

この機能自体はいいモノではあるんだけど、キックスタンド自体の剛性がそれほど強くないことに問題がある。ペン先で少し押すと筆圧にキックスタンドが負けてディスプレイ側が沈みこんでしまう。ここまで不安定だとApplePencilが使いやすいとはとても言えないし、お絵かき用途にこの機能が役立つとは言えなくなってしまう。

COMBOTOUCHは接続も不安定?

これは個体差があるのかもしれないけど、僕が購入した個体はキーボードが反応しない不具合?がたまに発生することがあった。

キーボード側を接続すると、トラックパッドは反応するしバックライトも点灯するのにキーボードを押しても何も入力されないことがあったんだ。頻繁に起きるというほどではないんだけど、接続が上手くいかない事があれば大きなストレス。

ネットを見てみると同様の不具合に悩んでいる方が数名いらっしゃるようで、しかも根本的な解決策は見つかっていない様子。キーボード側を何度か接続し直して正常になるのを祈るしかない模様。

やっぱり純正のアクセサリーの信頼性と安心感は強い。

COMBOTOUCHは取り外しが面倒

あと地味にデカいのがCOMBOTOUCHは一度iPadと装着してしまうと取り外しが面倒なこと。裸の状態だと12.9インチモデルでも682gだから、カバーをつけた状態よりも相当に軽くなる。家の中で片手で持って使いたいときにはケースを取り外したいんだけど、マグネットで簡単に脱着できるSmart Keyboard Folioと違って、側面までガッチリと硬質なラバーで覆われるCOMBOTOUCHは取り外すのが大仕事。

ただでさえ重いのにこの安易に外せない仕様のせいでますます重くなってしまう。

Smart Keyboard Folioはタブレットとしても成り立つ

そんな詰め込み過ぎて機動力に欠けるCOMBOTOUCHに比べて、Smart Keyboard Folioは機能が少ないが故の機動力の高さ、取り回しやすさが嬉しい。

確かにトラックパッドも角度調節の自由度もないけど、その分軽いし奥行きも取らずに狭い机でも問題なく使うことができる。

タブレットとして使うにはキーボード部を取り外す必要があるCOMBOTOUCHと違って、カバー部分を裏返すだけでタブレットとして使うことができる。

それほど重くはないから片手でも持てるし、Apple Pencilが使いやすい角度にも(不恰好だけど)調節することができる。しかもこの状態、COMBOTOUCHのキックスタンドよりも安定感が強くて結構強めの筆圧で描いてもビクともしない。

Smart Keyboard Folioは取り敢えず買って損なし

COMBOTOUCHを使ってみて、改めてSmart Keyboard Folioは名機だったんだなと感じた。軽いしタブレットとしての使い勝手も失われないし、その気になればちゃんとキーボードとしても成り立つ。唯一トラックパッドがないのは残念だけど、それ以外はiPad用のキーボードとして凄く高いレベルを実現している。

タブレットとしての利用がメインの人でもとりあえず持っておいて損がないキーボードとして、Smart Keyboard Folioはお勧めできる。

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