今月遂にゼルダの伝説の新作、ティアーズオブキングダムが発表された。まだタイトルと1分ぐらいのムービーしか公開されてないけど、なんたってBoWの続編なのだから間違いなく凡作のレベルは遥かに超えてくるはず。今回はBoWを遊んだ身で、次回作に望むことを挙げていきたい。
【最初に】前作の時点で神ゲー
まず前提条件として、前作のブレスオブザワイルド（BoW）の時点で間違いなく神ゲーであることを知ってほしい。同じオープンワールド路線で行くなら、ここからゲームとしての基本を変える必要は全くといって良いレベルでないと思う。
とにかく完成度が高く練り込まれたゲームで、記憶を消してもう一度やりたいと本気で思っている。このゲームは賞賛したいところが多すぎて、まず何から語っていけば良いかも悩ましいけど、何より大きいのはマップの完成度の高さだと思う。
シーカータワーのように高い場所を見回せば何かしら気になるものが視界に入って、そこに行くまでの過程でも何か見つかって・・・と次から次へと興味のある仕掛け・イベントが見つかる非常にテンポの良い探索が行えるマップこそBoWの最大の魅力。
しかもこの手のゲームでたまにある、見えない壁に阻まれて明らかに行けるのに行けない場所も、後半に手に入るアイテムがないと進めない、みたいなものも序盤のチュートリアルさえクリアすれば存在しない。
ストーリーも王道だし特に捻りとかがあったりするわけではないからこそ、オープンワールド化によって高まった自由度を邪魔してないのが良い。しかもフラグ管理がすごく徹底していて、どう進めても不自然なストーリーにはならないのが素晴らしい。
オープンワールド化したゲームに対する批判的な意見として良くある、
- マーカーを追いかけてるだけでオープンワールドを活かせてない
- ゲーム進行の自由度が増したせいでストーリーとの整合性が取れなくなってしまう
この２つをこのゲームはうまくクリアしている。Switchを持っている人なら、むしろ持ってない人でもこのゲームの為だけに本体ごと買っていいレベル。まさに神ゲー。
ティアーズオブキングダムに望むこと
そんな神ゲーではあっても、それでももう少しここがこうであれば・・・なところもある。ということでいくつか次回作でより良くして欲しい点を上げてみた。
賑やかな大都市が一つは欲しい
BoWはハイラル王国が滅亡した後の世界が舞台なこともあって、小さな村や集落は出てきても、数百人の市民が動き回る賑やかな大都市は存在しなかった。終末世界が舞台ならむしろその方が自然ではあるんだけど、それでも少し寂しさはあるので、次回作ではぜひ大都市を。一つで良いので。
謎解き系の祠をもっと増やして欲しい
小ダンジョン兼ワープポイントである祠は全部で１２０種類あるんだけど、そのうち小型ガーディアンと戦うだけの「力の試練」が全体の２割近くを占めている。確かにガーディアンの使う武器が変化したり、強さも３段階で変化するけど、強さに関わらず技のパターンや戦法は同じ。流石に力の試練は後半になるとマンネリ感が否めない。ちょっと水増し感がある。
もう少し謎解き系、アクション系の祠を増やして欲しかった。
敵の数をもっと増やしてほしい
敵の数がそんなに多くない。基本的な敵の数は両手があれば数え切れるぐらいで、その中でフィールドごとの属性違い、強さ違い、スケルトン系の敵はいるけど、各地方ごとの固有の敵はかなり少ない。祠や神獣内にはボスモンスターもいるけど、デザインはかなり統一されていて（もちろん戦法には個性がある）、見た目の個性はあまりない。
数は少なくても、武器によって色々な闘い方、地域・シチュエーションによって色々なモーションをするように作り込まれていて、少ないと感じさせないような工夫はされているけど、それでもその地方固有の敵とか、ビジュアル面で個性豊かなボスモンスターはもっと増やして欲しかった。
メニュー画面や細かなインターフェースを使いやすくしてほしい
最後に細かいインターフェースをもう少し改良してほしい。例えば武器や防具をお気に入り設定できるようにして欲しいし、防具を纏めてマイセット登録して暗記しなくても呼び出せる機能が欲しい。あと料理も一度作った料理のレシピをショートカットできるようにすればもっと快適になるはず。
武器の耐久値ももう少し細かく可視化できるようにして欲しい。新品なら煌めくような演出、壊れる寸前なら赤く点滅するけど、その中間の消耗具合も把握できるようにしてほしい。
来年5月12日発売予定
ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダムは来年の5月12日に発売が予定されている。発売日がここまで具体的に決まっているということはゲーム自体はほぼ出来上がっていると思う。まああのBoWの続編なら期待できないわけがない、間違いなく発売日に出来る様に予約する。
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