去年の春頃からカメラにハマり始めている。1年間で結構な枚数の写真を撮っているけど、撮影した写真は殆どの場合何らかの形で編集している。写真の編集にはパソコンでもiPad Proでも同じ、Affinity Photoという編集ソフトを使っている。
今回はこのAffinity Photoについて簡単に紹介したい。
Affinity Photoとは?
Affinity Photoはイギリスのソフトウェア会社Serif(セリフ)が2015年から提供している写真編集用ソフトウェア。現在(2022年3月)はMac、Windows、iPadで提供されている。
公式サイト
Affinity Photoの特徴
Affinity Photoの特徴はこの通り
- 写真編集に必要な機能を一通り揃えている
- テキスト・ドローツール搭載
- 元の画像に手を加えない編集(非破壊編集)ができる
- Windows・Mac・iPad対応
- 買い切り型(定額制ではない)
Photoshopを使わない理由
買い切りでなく月額課金だから。これに尽きている。Photoshopは月額課金が2プランあって、機能制限版のフォトプラン(月980円)とすべての機能が使える単体プラン(月2180円)がある。
どちらにしても月額課金であることは変わらないため、長く使えば使うほどつぎ込んだ金額は高くなっていく。写真編集自体は好きだけど月1000円毎月払い続けたくはない。
だって一ヶ月1000円は年12000円、10年で12万円になる。12000円あれば年1〜2回ぐらいはそこそこ以上のレストランで食事できるし、12万円あれば海外旅行にもいける。月1000円は結構馬鹿にできない金額なんだ。
それでもPhotoshopが月額課金なのは有料・無料問わずどんな写真編集アプリも機能の質・量、使いやすさでPhotoshopを超えることができないからなんだ。だからこそPhotoshopは月額課金になってもまるでユーザーが離れない。
そこに現れた希望の光こそAffinity Photoなんだ。Photoshopに匹敵するほどの機能と使いやすさを兼ね備え、それでいて月額課金ではなく買い切り型。パソコン版は7000円で、Photoshopフォトプランの8ヶ月分の値段で半永久的に利用することができる。もちろん課金要素はない。
Affinity Photoの素晴らしい点
買い切り型であること、安いことだけでなくAffinity Photoは純粋に機能も優れている。
これ一つですべてが完結する機能の多さ
Affinity Photoは有料だけに写真編集に必要な機能を一通り揃えている。無料の写真編集アプリだと機能が限定されていていくつかのアプリを横断する必要があることが多いけど、Affinity Photoはそんなことはない。
例えば画像の各種調整やエフェクト、
レイヤー機能、
選択ツール
RAW現像など
Affinity Photoだけで編集作業を一括でこなすことができる程の高機能ぶり。
多彩なプラットフォームで展開されている
Affinity PhotoはWindowsだけでなくMacOS、iPadでも展開されている。この手のアプリには珍しくWindows以外でも展開されているのは嬉しい。
Affinity Photoの問題点
ユーザー数がPhotoshopよりも圧倒的に少ない
これが本当に致命的。日本語でAffinity Photoについて調べてもなかなか目当ての情報が出てこない。なぜなら圧倒的にPhotoshopよりもユーザー数が少ないから。
例えばGoogle検索のヒット数は「Photoshop 使い方」が829万件ヒットするのに比べて、
「Affinity Photo 使い方」はたったの10万件ちょっと。
Photoshopの80分の1しか情報が出てこない。ここまで少ないと検索しても情報が出てこない機能や使い方も多くて、自分でトライ&エラーを繰り返して検証したり、Photoshopの情報を参考にして自分で使い方を考えて行く必要もある。
Affinity PhotoはPhotoshop代替の第一候補
Affinity PhotoはPhotoshopと遜色ないほどの高機能でありながら、遥かにお財布に優しい優良写真編集ソフト。Photoshopの代用として素晴らしいソフトだから、お手頃な写真編集ソフトを探している人はぜひ検討してみて欲しい。情報が少ないのはキツイけど。
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