下から見上げる世界

　普段から人間は直立した状態から世界を見ている。身長169cmの僕の場合は、多分160cmぐらいの視点から日常の風景を見渡している。

　その状態から上を見たり下を見たり、視点の向きを変えることはよくあるけれど、視点そのものの高さを変えるようなことはほとんど無い。多分これは大体の人がそうだろう。

　だから別の日にも写真を撮るとき、しゃがんだ状態から見上げるような視点で写真を撮ってみた。

　これがまた新鮮で良い写真になった。気を良くして別の場所でも低い位置から見上げるようにして写真を撮ってみたけれど、これもまた良い。

　あまりやり過ぎると周囲の人から変な視線を注がれかねないような気がするからほどほどにしたいとは思うけど、いつもと違う取り方を試すのは楽しかった。

　まだ今回紹介した2枚しかこの構図では撮れていないけど、機会があったらもう少し試して見たいと思っている。

　写真に限らず、視点を変えてみるとまた違った発見があって面白い。