このshalogの前身となるはてなブログ時代のものも含めれば、もう4年以上も、途中一時サボったり更新頻度が変わったりしてはいるけど一応は継続している。
なんだかんだでブログは学校と仕事と生命活動を除けば人生で最も長く継続している行為になった。そんなブログはよく言われているアフィリエイト、広告収入以外にもたくさんのメリットがある。
今回はSNS全盛の今、4年間ブログを書き続けた身として金以外のブログをやるメリットや継続して得たものを紹介していきたい。
タイピングが早くなる。
スマホネイティブのZ世代にはタイピングが苦手な人もいるんだけど、現在24歳で初期とはいえZ世代の僕もかつてはその一人だった。何しろ学生時代は速度以前にタッチタイピング(ブラインドタッチ)すらまともにできなかったほど。
そんな僕も4年間のブログ執筆(と社会人になって嫌でもパソコンを使うようになったのもある)のおかげで今では五分間で日本語を500文字以上、つまり一分間で200回以上ブラインドタッチでキーボードを叩けるまでに成長した。
一般的に事務職でマトモにやっていけるタイピング速度が一分間に日本語100文字以上とされていて、ブログ執筆のおかげで初心者レベルからデスクワーカーとして最低限ちゃんとやっていける程度のタイピング能力を身につけることができた。毎日パソコンで長文を書き続ければ嫌でもタイピングの技能は身につくし、ここまで成長できたのは仕事ももちろんだけど同じぐらいブログも貢献してくれたと思ってる。
人に伝える長文が書ける
ブログである程度の長文を継続的に書き続けると人に伝える力が身につく。人に読まれる記事を書くために読みやすさ、情報の取捨選択などを意識していくと少しずつ確実に文章力、プレゼン力が身につく。
人に読ませる長文を書く、伝える能力は間違いなく一般的な社会人生活でも求められるスキルだし、鍛えておいて損はないはず。
ある程度のネット・パソコン知識が身につく
世の中にはパソコンを買ってみたは良いけど何に使うのか分からずにオブジェと化してしまっている方もいると言う。そんな人にもブログはおすすめで、パソコンでブログを書くという明確な目的があれば嫌でもネット、パソコンの知識が身につく。
僕もshalogを4年間運営したことで、サーバーやドメインの取得や管理、簡単な画像編集や写真の撮影など結構色々な知識が身についたと思うし、パソコンで何していいか分からない人はとりあえずブログを書いてみよう。
自分の考えを整理し、まとめることができる
新しいガジェットを買いたい、けどなんか迷う、そんな時に迷っている製品についてブログの記事にすると自分の悩みを整理し、まとめることが出来て良い。
この記事とか、
この記事みたいに自分の悩みを解決することで似たような悩みを抱える人の助けになるかもしれない。誰の役にも立たなかったとしても少なくとも自分の役には立つ。
色んなもの、出来事に関心が持てるようになる
ブログを継続して書くためには当然ながらネタが必要になる。でも何もせずに家でぼーっとしてるだけでは当然ネタは出てこない。だからこそブログのネタづくりのために新しいことにチャレンジする気持ちになることができる。
例えばカメラを始めたのはガジェットのレビュー記事で撮影する写真を綺麗にするために一眼を買った結果副産物として風景など他の写真も撮るようになったのが始まりだし、
旅行記事もそのカメラで写真を撮りたいという目的が少し混じっている。
次に買う車を検討する時の参考として試乗記をブログ内に書き溜めておいたり、
生成AIで小説を書かせようとしたり絵を描かせようとしたのも好奇心もあるしブログのネタ作りのため。
新しいガジェットに手を出す時には失敗しても最悪ブログのネタにできるから良いでしょって気持ちで未知のジャンルへの抵抗が薄れるし、
たまにブログのネタにするためだけに購入されるガジェットまである。
本来何かした結果としてブログのネタが生まれるべきであって、ブログのネタにするために何かをする、どっかに行く、何かを買うってのは目的と手段の逆転な気がするけど、結果としてブログがあったからこそ新しいことができるようになったり、新しい製品や出来事、情報への視野が広がっていること自体は事実なので結果オーライだと思ってる。
ちなみにこのブログを書くのには日常生活でインプットが必要っていうのはたまにあるニートの逆転ブログが中々うまくいかない理由で、ニートは仕事をしないのはもちろん、一部を除いて家からほとんどでない=日常生活で得られるインプットが少ないのでネタが枯渇しやすいというのがある。逆にニートはニートでも仕事以外にはアクティブになれるタイプならブロガーとして成功できると思う。
プラットフォームの流行り廃りに左右されにくい
最後に流行り廃りや、運営の方針の変化などに大きく左右されてしまうXはじめ多くのSNSと違って、ブログは自分で運営する以上その影響を受けにくい。というのもある。最もブログもGoogleなど検索エンジンの意向で検索順位が大いに変動してしまうので外部の影響を全く受けないと言うと嘘になってしまうけど、それでも自分で管理する自分の家であり、SNSのように凍結されたりコンテンツを発信できなくなると言うことはインターネットが終わりでもしない限りは発生しない。
去年にはXのAPI制限で大きな混乱が発生したけど、その手の騒動からも基本的にブログは無縁なので、これからSNSやYouTubeで活動したい人も簡単なものでいいから自分のブログは作ってみた方が良いと思う。多分こういう時に避難所として役立つ。
ちょっとやそっとではBANされないし凍結もされない、荒らされたりしても管理者が自分である以上圧倒的優位な立場で立ち回れる。(まだそんな事態に遭遇したことはないけど)ある意味SNSよりも遥かに自分のやりたいようにやれるし、言いたいことが言えるインターネット空間だと思う。SNSと違って双方向のコミュニケーションは取れないけど。
ジャンルが雑多なので収入はほとんどない
ここまでブログの良さを熱く語ってきたけど、最後にちょっと夢のない話も。実はこのブログ、マネタイズという観点では全然ダメ。収入はAmazonと楽天のアフィリエイト(Googleアドセンスはどうしても審査に通らない)がほとんどなんだけど、4年間継続してなお収入は良くて月1000円ちょっと、基本は数百円ぐらい。もちろんこれはサーバー代やドメイン代、何よりも4年間費やしてきた膨大な時間を考慮すれば余裕で赤字。
これは趣味で始めた性質上そもそもマネタイズに力を入れておらず、広告の貼り方もノリと勢いで、あまり考えずに貼ってしまってること、ジャンルが雑多なためPV数が伸びにくいこと。オススメ○選など収入が発生しやすい記事をあまり書かないこと、企業案件を一切受けないというか来ないことなどたくさん理由は考えられる。
収入にはこだわらない方が良いかも
少し前から副業が解禁される企業が出てきてちょっとしたブームになっているし、一部ブロガーの成功やパソコンさえあれば誰でも始められる副業としてブログは注目されているけど、正直金ありきでブログを始めるのはやめた方が良い。
ブログで成功した人のほとんどというか全てと言っていいかもしれないけど、彼らは皆何か特定のジャンルの文を書きたい、発信したいという思いからブログを始めていて、その結果金が稼げて成功している人ばかり。金ありきで始めてうまくいった人を見たことがない。これはYouTuberやインフルエンサー、芸能人やアーティストにも言えることだけど。
それに少なくとも数ヶ月、あるいはそれ以上継続して書き続けないと収入が発生しないブログは副業としては実は割りが良くない。金のために書いてると大抵の人は半年以内に収入が発生しないことに辟易してやめてしまう。つまり副業としてブログはおすすめしないけど、それでも上記に挙げた金以外のものが多数得られる、身につくのでパソコンを持て余している人はぜひブログを書いてみてほしい。
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