5月に発売されたパソコンを今頃話題にするというね…
今回は一度Surface型の2in1を使ったことのある人として、SurfaceGo2を買おうか悩んでいる人に少しアドバイス。
Surface Go 2とは
Surface Go 2は今年5月にマイクロソフトから発売された2in1のタブレットPC。
前のモデルと比べて、
- 画面サイズが大型化（10→10.5インチに）
- 画面サイズに合わせて解像度も上がった
- CPU性能が若干上がった
- マイクがステレオに
といった変化がある。
Surfaceシリーズの中では一番小型軽量でその分性能が低いモデルになっている。
ちょっと中途半端かも…
でも僕はこのSurface Goシリーズは中途半端な製品だと思っている。
Surfaceに限らずどんなパソコンでも、買う前にそのパソコンを使って何をやりたいのかを考えるべき。
例えばゲームとか、
動画編集をやりたいのであれば、スペック的にGo2では厳しいので避けた方がいい。
Surfaceの中だとsurface book 3がこれらの用途に使いたい人にはオススメ。
キーボードを外してタブレットとして使えることと、高性能なペンを備えているので画像編集やお絵描きに使いたい人もいると思う。
画像編集やお絵描きであれば動画編集やゲームほどはマシンパワーを使わないので、Go 2でも一応大丈夫ではあるけどそれでも上位モデルを購入した方がいい。
参考：CLIPSTUDIOPEINTとAdobe Photoshopの動作環境
どちらもメモリは最低2GBだけど、推奨は8GB。Go 2の下位モデルはメモリ4GBなので一応動かすことは出来るけど、少しでも高度なことをやろうとすると動作が重くなる可能性が高い。
しかもGo2の上位モデルはペンとキーボード込みで13万円、
Pro 7の一番安いモデル（14万）と価格差がそれほど無くなってくる。しかもあと3万円追加してPro 7のCorei5モデルを購入すれば、CPU性能はGo 2上位モデルの3倍になるし、
画面のサイズと解像度も上回る。画像編集やお絵描きにはこれら3つはどれも重要なものなので、わずかな価格差を惜しむぐらいならSurface Pro 7を買った方がいいんじゃないかと思う。
サブパソコンとしてなら使えるけど、その分野でもライバルがいる
もしメインのパソコンは持っているけど、持ち運び用に軽さとコンパクトさを求めてGo 2が欲しいのならそれもいい判断だと思う。でも持ち運び前提のサブパソコンであればiPadも悪くないんじゃないかと思う。
特に11インチiPadProは指で操作するときの使い勝手、処理能力、スリープからの復帰の速さでSurface Go 2をはるかに上回るし、値段もSurface Go 2よりも安い。
もちろんキーボードとペン、マウスも使うことが出来るからますますGo 2が魅力的でなくなってくる。
もうちょっと進化しても良いんじゃない？
今年はSurfaceでもモバイル向けのCPUを搭載したSurface Pro Xが、iPadはマウスとトラックパッドに対応したりとPCとモバイルとの間にあった壁が徐々に取り払われてきている。そんな中でSurface Go 2は若干時代の流れに取り残された中途半端なデバイスなんじゃないかと思っている。
例えば、Pro Xと同じようにモバイル向けのプロセッサーを使ったSurface Goシリーズとか結構いいんじゃないかと思う。Pro Xでも長所とされていた起動の速さとバッテリー持ちの良さは、Goのようなコンパクトなデバイスと相性がいいと思う。互換性の問題で重いアプリは動かないものが多いけど、そもそもGoのスペックでそういうアプリは厳しいのでモバイル向けチップのメリットだけを生かせる。
iPad相手にも見劣りしない起動の速さとバッテリー持ちに加えて、フル機能のWindowsが使えるという明確なアドバンテージが生まれるので結構いいデバイスになるんじゃないだろうか？
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